保育方針
本園は天台宗寛永寺の設立による幼稚園です。天台宗の宗祖伝教大師様は幼児教育に大変関心をもたれた方で今から1200年もの昔に次のような言葉を残されました。
「私は生まれてから今まで人を罵ったり笞(むち)打ったこともない。私と志を同じくする人々よ、子供を打たないでよく指導してくれたならば、私は深く恩義を感じる。なにとぞ努力を続けてください。」
そこで本園ではこの大師様のご意志を守り、幼児、教師、親がそれぞれの人格として心の交流を保ち、子供一人ひとりの生きがいを育てるという仏教精神に基づいて以下のような子供に育つよう保育を行っています。
〇 仏様を尊び生きものをいつくしむ思いやりのある子供
〇 明るく素直でのびのびとした子供
〇 正しいきれいな言葉を使える子供
〇 美しいものを喜び想像力豊かな子供
幼稚園の沿革
本園は大正13年10月、関東大震災の被災者子女のための臨時の小学校であった寛永寺国民小学校跡に国民新聞社々主徳富蘇峯先生並びに大倉喜八郎氏長女高島鶴子氏の協力を得て開設されました。途中昭和19年6月、戦争のため閉鎖しましたが、同24年再開し80余年の歴史を重ねる中8000人余の修了者を送り出しています。